広さはいらない。むしろコンパクトで機能的に、家族の様子が肌で感じられるようにと、コミュニケーションのとりやすい二世帯住宅を望んだK様。祖母と孫、親と子、そして夫婦、遊びに来る友人たち。ここで過ごす人みんなが、居心地のいい住まいとは。
個性的でかっこいい太昭組
住まいへの思いを伝えました。
ここにはかつて主人が生まれ育った家があり、主人の母が1人で住んでいました。実家は築40年近くたっていたことと母の年齢を考えて、この場所で二世帯住宅を建て替えることに。私たち夫婦はこの家の隣のアパートに住んでいました。
太昭組のことはそれまで知らなくて(笑)、ホームページで初めて知りました。過去の実例を見るとスタイリッシュで個性的な家が多く、私たちの好きなタイプだとピンときました。
家を建てるにあたり太昭組に希望したのは、母と私たちが快適に暮らせる二世帯住宅であることと、大きめのカウンターが欲しいこと、コンパクトな機能性、それとここから広島市内を望む景色がとても綺麗なので、部屋にいながらその景色を楽しみたいという点でした。
主人の母との二世帯住宅
プライバシーと
共有スペースがうまく共存
玄関とバスルームは母と共用。そして居住空間は1階を母、2階を私たち用に分けました。私たち夫婦の仕事柄、母と生活の時間が微妙に違うこと、一人暮らしが長かった母の生活のペースを崩さないよう、互いがストレスなく暮らせることを重視したんです。母の生活空間を通らずに2階に上がれるので互いのプライバシーを尊重しつつ、自由に行き来でき、声がかけられるような設計にしてもらいました。
母は昔から読書が好きで蔵書もたくさんあったことから、母の部屋の隣りには図書スペースを設置しました。娘の読書好き、歴史好きは多分祖母譲り。母の愛読書を長女が手に取るなど、異世代交流を(笑)しているようです。
コミュニケーションの中心はカウンター
いつのまにか家族が集まっています
私たち親子3人の暮らしの中心はカウンターキッチンです。キッチンを一段下げることによって、カウンターに座った人と目線を同じにしてもらいました。またカウンターを広めに作ったおかげで居心地がよく、いつの間にか家族がここに集まります。食事、だんらん、友人が遊びに来た時、長女の宿題など、全てここで済ませているんですよ。ベンチは蓋つきの収納ボックスになっている上に可動できるので、お客さんが来た時はリビングに並べて座卓にすることもできて便利です。
この2階のキッチンは夕方になると広島市内に落ちていく夕陽が眺められるので家族全員のお気に入りの場所です。
1階も2階も、回遊できる家事動線。この家は二世帯住宅の割にコンパクトなんですが、私たちにはこれくらいのサイズ感がちょうどいい。使い勝手のいい家なんです。