室内から庭先まで色とりどりの花に囲まれた住まい。ご夫婦が選んだのは、基本プランをベースに、デザインテイストとオプションを自由に選べる「ILOILOハウス」。夢だった「こだわり」や「上質感」をしっかりと実現した、そんな住まいづくりの秘密を奥様に語っていただきました。
「緑に囲まれた住まい」を
夢描いて始まった家づくり。
でも、イメージ通りのハウスメーカーが
見つからない…
岩国に住み始めて約10年です。それまでは風通しの悪い借家でした。子どもの進学というタイミングで、「家づくり」を決意しました。私思い立ったらすぐなんです(笑)。モデルハウスを10軒以上廻ったり、インターネットのQ&Aで研究したり、住宅雑誌もたくさんチェックしました。
家づくりで実現したかったのは、「緑に囲まれた暮らし」です。花が好きなんです。フラワーアレンジメントや生け花も習ったりしていました。両親がとても花が好きで、実家も広い庭があって花や緑でいっぱいだったんです。手入れをしている父を見て、自分も緑を育てたいと思っていたんですけど、これまでの借家では、陽当りが悪くて薄暗かったし、湿気も多くてせっかく植えた花のほとんどが根腐れして、うまく育たないことが多く、大好きな花に囲まれた生活はあきらめていました。新しい家では四季のさまざまな花や木に囲まれた「風と光を感じる家」にしたいと思いました。
まずは、インターネットでこの付近の土地を探しました。陽当たりがよくて、山の自然を近くに感じられる今の土地が気に入りました。風通しは花に囲まれた生活を実現する上で大切なことだったので、建築前の土地に納得いくまで何度も立って風の向きを感じたりもしました。
建築先については、比較的リーズナブルだと思われる近くのハウスメーカーさんを2社訪問しました。ところがどちらの会社さんのモデルハウスも「よくある家」って感じがしたんです。自由度も少なかったですし。しかも、応対された方は若くて頼りない方か、しおれた営業マン(笑)という感じの方で、私の要望についても、会社や建築士へ確認するんじゃなくて、その場で「それは変ですよ」とか「みなさんこうしてます」「最近それは少ないですよ」みたいな適当な返事だけでゴリ押ししようとしたり…。あれだけ要望を言ったのに全然違うプランを提案して来られたりして、納得できませんでした。あまりにも説得力がなさすぎて、信用できなかったんです。
「太昭組?」
知らない会社だけど大丈夫?
センスの良さと実績で
「ここなら頼れそう」と実感。
次に、広告で見かけた太昭組さんのオープンハウスを訪問しました。実際の家を見て、センスがいいなぁと。他社さんと違って、営業の方ではなく建築士さんが出て来られたのも良かったです。建築士の迫谷さんのお話もわかりやすかったですし、おしゃれな方で信頼できそうに思いました。でも、知らない会社なので、帰ってからホームページを見て調べました。すると、太昭組さんは工場や病院、大きな公共施設を建築している会社だとわかりました。その中には、住宅建築の事例もあったので、ここなら大丈夫かな?と思いました。
それから、この土地はがけ地でしたから、条例によってがけ崩れに備えた保護用の擁壁をつくらないといけなかったんです。その工事価格も他社さんと比較すると、太昭組さんが一番安価でした。他の2社さんは外部の業者さんに工事を頼むみたいでしたが、太昭組さんは社内の土木部門で工事ができるから安くなるわけです。
自然の風と光が踊るリゾートのような家。
子どもの頃から好きだった
花に囲まれて暮らしたい。
新しい住まいで緑を育てるためにも、室内を通り抜けていく風の向きは大切です。私は何度もその土地に通い、左右に風が抜けると確信し、それを組み入れた間取りを考えていました。しかし、迫谷さんは「裏山があるから、上から下に風が通る」と。実際の建物になって風がどう流れるかは、知識と経験をお持ちのプロの建築士さんならではの提案で説得力がありました。実際に住んでみたら本当にその通りでした。
打ち合わせの中で「ILOILOハウス」を元にしたコンパクトなプランに決定しました。上質感にこだわって、「花が似合うリゾート」をテーマに、壁や床の色、ブラインドの素材をシックな色合いで統一しました。リビングが広く見えて光がたくさん入るテラスも叶えることができました。
風通しの次に、家事の導線も重視したポイントです。洗面台、お風呂、勝手口、キッチン、ウォークインクローゼット、アイロン台、掃除機置き場をすべて近くなるように設計していただきました。家事をするときはもちろん、子どもが泥だらけで帰ってきたときも楽に動けるんです。キッチンから振り返ると見えるスイング窓も、迫谷さんの提案です。水回りが明るくなって、山の緑や山桜を感じながら家事ができるんです。風もすっと入ってきて、とても気持ちがいいです。
夢が叶った充実感とやすらぎ。
「想い」の真意を理解して
実現してくれるプロのアドバイス。
プラン検討中、2階にはもう一つ客間を作るつもりでした。でも迫谷さんは「使わないものはいらないですよ」とおっしゃるんです。友だちに聞いたりすると、普通のハウスメーカーさんは、同じ価格なら「設備や部屋もついでに増やす」という考え方になることが多いそうです。でも、迫谷さんは「風と光を通すためにも、一つひとつの部屋にゆとりを持たせた方がいいですよ」と。私の望んでいる「光と風に満たされた住まい」を理解した上でのご提案だったと思います。
実際に住んでみると、ムダを削った分、そこに窓や空間ができて風通しや日当たりがよくなったりしている。電気をつけなくても昼間は明るい。結果として「開放的でこれでよかったな」と感じることが多いです。山からの風が住まいを通り抜けていく気持ち良さ、テラスを満たす日差しの心地よさ、すべて自分の想像を超えた、プロのアドバイスのおかげで実現したものだと感じます。夢に描いていた風と光に囲まれる空間では、季節ごとの花を飾ったり、リースづくりを楽しんだりと、充実した時間を過ごしています。